日本で最初の増沢洵の吹き抜け住宅
この家は暖房効果が悪く間違いなく寒い。
◆吹き抜けについて
以下、「住宅病は、なおらない」より編集しました。
家の空白の部分を、”吹き抜け”と呼んで、照明器具がぶら下がっている。
邸宅と言ってもいいような、しかし、小さな家のリビングの上空に広がっている。
階段周りの吹き抜け風を自慢する人もいる。
昔の日本の住宅にはなかった。
空白部分は利用することが出来なくても建築単価は上がる。
人のいない空間を空調する為に、冷暖房効率は悪い、
視線の快楽(空間の見栄)の為にのみ存在する。
現在、住宅展示場はこれが売りになっている。
(吹き抜けの家ばかり作った建築士が表彰されています。)
発案者は、1951年に建築家の増沢洵(10画)による自邸。
(発表時期も名前も良くない、散財運。本人も落ち着かない性格)
この家は、雑誌を通じて、日本中に拡散していった。
この不合理な様式は、批判もなく、憧れの選択になって伝承されています。
天井部分はメンテナンスできません。悪いことほど、普及する。
狭いウサギ小屋の日本の住宅を簡単に広く見せれる発明かも。
吹き抜けは、耐壁力の低下、空間の見栄、エネルギーの無駄、広い面積でも他の部屋は
必ず狭くなります。
冷暖房費のロス、メンテが難しく、維持、補修が危険で不便です。
狭い小さな家で、わずかな吹き抜けを自慢をする人がいます。
狭さのコンプレックスの裏返しです。
狭い家なのに、ムダに空間を使い、冷暖房コストを消費し、匂いは拡散、建物の強度も
低下、見栄意外によいことは、ありません。