吹き抜けの落とし穴

  日本で最初の増沢洵の吹き抜け住宅

 この家は暖房効果が悪く間違いなく寒い。


吹き抜けについて

 

  以下、「住宅病は、なおらない」より編集しました。

 

 家の空白の部分を、”吹き抜け”と呼んで、照明器具がぶら下がっている。

 邸宅と言ってもいいような、しかし、小さな家のリビングの上空に広がっている。

 階段周りの吹き抜け風を自慢する人もいる。

 

 昔の日本の住宅にはなかった。

 空白部分は利用することが出来なくても建築単価は上がる。

 人のいない空間を空調する為に、冷暖房効率は悪い、

 

 視線の快楽(空間の見栄)の為にのみ存在する。

 現在、住宅展示場はこれが売りになっている。

 (吹き抜けの家ばり作った建築士が表彰されています。)

 発案者は、1951年に建築家の増沢洵(10画による自邸。

 (発表時期も名前も良くない、散財運。本人も落ち着かない性格)

 

 この家は、雑誌を通じて、日本中に拡散していった。

 

 この不合理な様式は、批判もなく、憧れの選択になって伝承されています。

 天井部分はメンテナンスできません。悪いことほど、普及する。

 狭いウサギ小屋の日本の住宅を簡単に広く見せれる発明かも。

 

   吹き抜け、耐壁力の低下、空間の見栄、エネルギーの無駄、広い面積でも他の部屋は

 必ず狭くなります。

 冷暖房費のロス、メンテが難しく、維持、補修が危険で不便です。

 

 狭い小さな家で、わずかな吹き抜けを自慢をする人がいます。

 狭さのコンプレックスの裏返しです。

 狭い家なのに、ムダに空間を使い、冷暖房コストを消費し、匂いは拡散、建物の強度も

   低下、見栄意外によいことは、ありません。

 「家つくり」くらい

誤解に満ちたものはない。

欠陥住宅を作った、業者の 大きな広告

 寿命の短い日本の家

住宅業界はレベルが高い

と錯覚されていますが、

実際は、国際的にレベルの低い監督官庁と、住宅業界、まったく批判能力のないマスコミ。

知識の浅い施主が、住宅の寿命を短くしています。

 

短寿命、体に悪い日本の建材は輸出されていません。

 

日本は世界から見て「ものづくり先進国」「超一流の工業国」というイメージがありますが、しかし、家に限っては全く逆、日本の工業製品の中でほぼ唯一といっていいほど、レベルの低い状態が続いています。