全室空調喚起は、廃気ダクトを室内に這わさなければいけません。
スペースロス、費用のロス。
各部屋の音の気密性はなくなります。
特に日本式の大開口の家(設計士、売らんかなの業者、田舎者)は、
方位による温度差の調節ができません。
ダクト内の結露、油のメンテはできません。
ダクト内に火が入った火事がありました。
現在の、建材の安全基準を示す、建築準法で規制されているの有害物質は2種類のみで、
厚生省が設定したシックハウス症候群の有害物質13種類については、対象外です。
現状では、建材以外に家具、電化製品その他から発生する有害物質に対応するのは、こまめな換気しかありません。
以下、鵜野日出男のブログに補足。
■喘息や過敏症には超高気密と換気が何よりの薬
喘息のアレルゲンとしてダニ、カビ、家屋塵、フケ、犬や猫の毛などが挙げられて
います。 ★その他の空気汚染をあわせてお読みください、健康に関して重要。
しかし、この中でもっとも影響が大きいのがダニ。
ダニというのは30日ほど生きています。
人を咬むダニは別として、普通のダニは生きている時はそれほど人体に悪影響を与
えない。
喘息の原因になるのは主としてダニの死骸と卵とのこと。
とくに死骸は細かく割れて浮遊し、人体に入りアレルゲンとなる。
カビやフケ、毛が問題になるのは、それがダニのエサになるから。
ダニはそうした動物性のカビ、フケ、毛を食べて猛繁殖する。
したがって、カビ、フケ、毛そのものは喘息のアレルゲンとはならないが、ダニの
エサになることで間接的にその存在が問題になってくるというわけ。
さて、このダニはどこに一番多く存在しているのか。
それは、ダニが潜り込める布団や枕などの寝具、ぬいぐるみ、タタミ、カーペット
など。
15年前から、ダニと喘息の発作の因果関係が分かり、タタミやカーペットが排除さ
れ、フローリング全盛時代を迎えています。
フローリングになったので、ダニは激減したはずだと多くの人は考えています。
しかし、寝室で増殖を続けるダニは、死骸となって空気中を浮遊し、フローリング
の廊下や居間にも溢れています。
フローリングにあるダニの死骸なら、掃除機で簡単に吸い取れるではないか。
主婦にいろいろ掃除してもらったところ、あまり死骸が吸収されていない。
ほとんどの人がいきなり掃除機をかけるので、軽いダニの死骸は空気中に舞い上が
り、1時間も浮遊したまま。
したがって、掃除機の後でクイックルワイパーなどをかけても、ほとんど意味がな
い。むしろ、掃除機をかけず、ワイパーだけで済ませている若い男世帯の方がより
ダニの死骸を捕獲しているという実験例が報告。
※高気密住宅に住んだら、3ヶ月もたたないうちに子供の喘息が治ったという話は
枚挙にいとまがありません。
それは、換気装置のない家では、掃除のあと、ダニが1時間も浮遊していて時間がく
れば再度落下してくる。毎日がその繰り返し。
これに対して、機械換気がきちんとなされている家では、浮遊したダニの死骸は、
アンダーカットされたドアの下部から流されて、室外に吐き出されます。
換気というのは、本当にそれほどの威力というか、効果があるのだろうか?
第1種換気(給排気とも機械換気)の場合の空気の流れを見てみたのです。
心配されたショートサーキットはありませんでした。
(吸気、排気の直線的な空気の流れが出来、その他の必要な換気ができない)
廊下の壁上かに吹き出された空気はゆるやかな「つ」の字の流れとなってアンダー
カットから出てゆきました。
つまり、第1種換気システムだと、浮遊しているダニの死骸や卵は、24時間換気で
ほぼ完全に除去されているということです。
換気だけの時でこの状態です。
これが暖冷房時は、リターン空気を含めて3から4倍の空気が流れるわけですか
ら、目には見えないけど流れが実感出来ます。
部屋の入り口のドアを5センチほど開けておくと、風圧で自然に閉まるという経験
は、多くの人がしています。高気密住宅というのは、想像以上に空気の流れがある
ということが分かります。
したがいまして、第1種換気の場合は気密性能が相当隙間面積1cm2以下であれば、
ほぼ完全に換気が担保され、ダニがもたらす喘息から解放されると断言できます。
さて、問題は広く普及している第3種換気(吸気のみの機械換気)。
つまり、1階の洗面室にセントラル排気装置があった場合、気密性能の悪い住宅
だと洗面、浴室、トイレ、玄関などその近くの隙間からの給気でショートサーキッ
ト(直線的な空気の流れ)され、肝心の2階の寝室の給気口からは10%とか20%しか
給気していないという給気不足の可能性が高いのです。
こうした低気密住宅だと、浮遊したダニの死骸はほとんど排除されません。
建築基準法の換気を守っているだけでは、可愛い子供の喘息を完治することは出来
ません。
ドイツ製で「熱交換率91%」の配管無しの製品があるので参考にしてください。
パッシブエネルギージャパン http://www.passivenergie.co.jp
70秒毎に「給気」と「排気」をチェンジしながら”熱交換”します。
国内メーカーの顕熱交換率が50~70%であるのに対して、ドイツ製は顕熱交換率
91%を誇る機械でその性能の差は比べ物になりませんでした。
顕熱交換率91%というのは、室内温度が24度の場合、真冬でも外から21,84度の温
度で空気を戻します。 さらに夏には、室内にたまった温度の高い空気を外に出
すことも出来ます。
配管式は、各部屋の音が漏れる、配管の中が結露、料理のオイルが配管の中にたまっても
除去できない。各部屋の配管スペースがロス。
深夜の機械音。
均一な空調では、部屋の方位により、各部屋に温度差が生じる。
ヒトにより体温の違いがあっても調節できない。
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私の場合は、業者の新聞を見せてもらい研究しました、機密性を確保して、換気扇は、
全てで5台、隙間換気法という、3種換気ですが、機密性の高い輸入窓などから満遍なく
全方位から吸気します。
歩くとセンサーが感知して自動換気する場所もあります。
24時間換気は、スースーして寒いので切ってる人が居ます。
換気扇は、一部を省き、寒冷地仕様の密閉型です。(機密性のため)