業者との付き合い方

業者との付き合い

 

 工業住宅の営業の場合、頼んでいたことを1ヶ月も放置していました。

 大手の代理店の場合、営業の連絡先がわからず、マージャン屋まで突き止めたことがあり

 ます。

 

 指輪をしている男の営業は、その場でキャンセルです。

 こういう不信感を抱く状態で避けるべき業者が判明していきます。

 

 業者は何も考えないワンパタ-ンの仕事を好みます

 その都度工夫をするという発想はありません。

 業者の「出来ない」「知らない」「やらない」の言葉に惑わされず、最後まで

   あきらめず何度でも遠慮せず注文を繰り返す、嫌われるとか、言い難いとかという

   発想をもたない。

   付き合い上、不信感で見るのはよくないですが、建主の良心、性善説が仇になります。

   この点は、良く肝に銘じてください。

 

 私の場合、「出来ないといわれたら」自分で図面を書き提示、すでに工場に発注したか

 ら出来ません、という場合は、工場に直接確認、実際は問題なし。

 実際例を探し出し、情報提供する。「やりません」と言ったら別の業者に相談する。

 そうこうするうちに打開策が見つかります。

  

  言い方には、注意しましょう。頼む側でも、機嫌もとらなくてはいけません。

  業界では教師、弁護士、医者等の仕事は請けないようにと言われれています。

  うるさいからです。

 

   私の場合は、当時、経営コンサルタントでしたから、それら以上にるさいでしたが、

   建築士は、私の要求に耐え、鍛えられたおかげで、どんな客にも対応できるようになった

   と言っていました。

 

 業者の選択には時間がかかります、私の場合は、選択肢が無くなり、どうしようかと、

 思案していた時、雑誌で見た業者に電話したら、今、見学会をしてるからというので、

 会って、質問をぶつけたら、初めて、質問に答えられたので、話を進めました。

 ベストではなかったですが、他になかったということです。

 

 信頼できる人も信頼できる時と、そうでない場合とがあります。 

   業者は、基本的に「渡り職人」、要は、その場限り、隠してしまえば終わりの世界です。

   

   最初に期待していた信頼できる職人が病気になり、次の職人で、会ったときに身なりが

 良く、2級建築士の名刺を出したので、安心したら、荒っぽい職人でした。

 

   他のメーカーで、仕事中、酒を飲みながらしていたので、そのメ-カーを避けたのですが

   信頼した他の業者も同じことをしました。(内装)

   

   建築業者には、失敗をくり返さないという積重ねの発想がありません。

   失敗を何とも思わない体質があります

   業者に聞くと、工事が済んだところには興味がないといいました。

   基本的に済んでしまえば終わりと思っています。

 

   建築後どんな不具合があるか、何が問題か?

   住みやすさはどうかなど業者は、まったく関心をもたないから成長しません。

 

   材料の運搬業者も、見ている前で粗雑に扱う者もいます。

   雨の降る日もそのままです。営業中心、施工は、まる投げというメーカーに注意。

 

   メンテナンスをどこまで期待できるかは不明です。

   この点、大手の業者は、修理はしますが、何回も来ます、つまりは良くないということで

   す。

 

  口と実際は違います、口でごまかす、愛想のいい感じの良い業者に注意。

  営業は技術的には、素人です。

  業者が一番関心のないのは工事の済んだ客。

 

 寄り集まりの業者が専門別に責任をもたずバラバラに施工し、監督が常駐しないので、        全体を総合的に見る者がいないくて、現場の職人任せになる。

 忙しくても施主は、現場を何度も確認することで、業者の意識が変わります。

    

 「家つくり」くらい

誤解に満ちたものはない。

欠陥住宅を作った、業者の 大きな広告

 寿命の短い日本の家

住宅業界はレベルが高い

と錯覚されていますが、

実際は、国際的にレベルの低い監督官庁と、住宅業界、まったく批判能力のないマスコミ。

知識の浅い施主が、住宅の寿命を短くしています。

 

短寿命、体に悪い日本の建材は輸出されていません。

 

日本は世界から見て「ものづくり先進国」「超一流の工業国」というイメージがありますが、しかし、家に限っては全く逆、日本の工業製品の中でほぼ唯一といっていいほど、レベルの低い状態が続いています。