コンクリート住宅の問題は

コンクリ-ト住宅に問題はないか?

 

 コンクリ-トは1級建築士の専門ですから、好きな人は、好き、幾何学的な線の美しさに      ほれさせます。コンクリートの打ちっぱなしは色否定、無機質好みです。

 情感を否定し、ストイックに生きるということでしょうか? 

 

 どちらかというと人生の楽しみを抑えるタイプです。

 ただ、この家に誰が住むか将来はわからないという社会的観点は抜けています。

 

   コンクリ-トの実用耐用年数は20年(酸性雨の影響、海砂の使用、設備の老朽化等が        あれば)、耐震性が60年でも設備的に古くなり、意味がなく、価格が高い。

 住宅用コンクリ-トは、橋や、ビルと比較して、加工しやすくする為に柔らかい。

 設備が古くなってもリフォ-ムが難しい事が寿命と関係。 東京のビルは25年周期。 

 橋でも6年たてば、老朽化します。

 60年保障のコンクリートパネルの住宅メーカは、つぶれました。

 

 コンクリ-トは、熱容量が高いため冷暖房効率が悪い。

 断熱材のない部分ができる、素人にはわかりにくく、業者は無視。

   陸屋根は、夏期、昼に貯めた熱が夜間に放出して暑い、特に陸屋根の下の部屋は、天井と      壁の両面から影響を受け、暑く、輻射熱なので冷房効果が下がる。

 屋根裏収納のスペ-スが取れない。屋根は作れるがハリボテです。

 

   陸屋根は、耐水性の劣化した時、雨もりの恐れがある。 

   壁の遮音性を売り物にしているが、二重窓でないと効果がない。

   コンクリ-トパネルの規格住宅は、床が在来工法と同じ(布基礎)。

 

 工業住宅なので企画にはずれた自由施工はできない

 丈夫ならいいだろうという、デザイン性の悪いメーカーもあります。

   モジュ-ルが短いと、部屋や廊下、階段が狭いです。

 

 気泡コンクリ-トは振動に弱い。

   床がコンクリ-トの上の直貼りの場合は固く、歩く時のショックが体に影響する。

   床の断熱材のない場合が多く(費用的に)、床が冷たく体温を奪います。

   老人の同一平面上での転倒事故は家庭内事故第3位。

 

 家の近くに崖のある家では、崖が温度を吸収する為に、部屋の温度が低くなりました。

 この原理がコンクリ-トの家の特徴。周囲の温度と同じになるように、作用する。

 コンクリ-ト壁のトイレは、冬にすごく体が、冷えます。

 コンクリ-トでないと耐震設計が出来ないということは、ありません。

 

   地震対策にコンクリ-トの家を建てていますが、コンクリートパネルの業者は、

   東京以北では、造っていません、暖房効果が悪いからです。

 この点、営業は知りません。

 

   住宅本に掲載されていた、しゃれたコンクリ-トの家の吹き抜けの天井部分にカビが生え      ていました。 当然です。壁面が冷たく、空気の流通が悪いと歴然です、デザインのみ考え    て作るとこうなります、天井が高くてメンテナンスできません。

 

   コンクリート、鉄骨プレハブのリフォ-ムは、構造上、部分的しか対処できません。

 間取りの変更、設備が、時代変化に対応できないので耐用年数に影響します。

   ドア1箇所で3千万かかる場合があります。

 

 重量鉄骨も、夏に熱を溜め込みます。

   これが売りのメーカーは倒産しました。

 

 陸屋根は、外国では、住宅には使われていませんが、有名建築家はコンクリ-トの家を

 推奨、この人が設計した住宅は、非常に住みにくく、寒、暑と不便さに耐えて住む家、

 (「らしい建築批判」参照)本人は借家住まいです。

 

 借家住まいの(経済的な問題は別として)建築家は、本人自身が住宅運がありません。

 家をもてないという意味でなく、基本的に落ち着いた生活に興味がないのです。

 

 こういう建築家、業者(安定運のない)には注意、欠陥住宅を建てる業者は安定運

 がありません。

 個人なら、生年月日、会社なら、設立年月日と会社名、社長の生年月日を観ればわかり 

 ます。(ただし、巷の占いではわかりません、教材があります)

 

  人が一番長生きするのは、鉄でなく、コンクリートでなく、木の家です。

 

 コンクリートの家、マンション、冷房が効かないという話をよく聞きます。

 特に夏は、西面や、屋根付近の部屋は特に影響を受けます。

 冬は、北側は、暖房が効きません。

 (各工法の長所、欠点より) 

 「木造新時代到来」

 

 「家つくり」くらい

誤解に満ちたものはない。

欠陥住宅を作った、業者の 大きな広告

 寿命の短い日本の家

住宅業界はレベルが高い

と錯覚されていますが、

実際は、国際的にレベルの低い監督官庁と、住宅業界、まったく批判能力のないマスコミ。

知識の浅い施主が、住宅の寿命を短くしています。

 

短寿命、体に悪い日本の建材は輸出されていません。

 

日本は世界から見て「ものづくり先進国」「超一流の工業国」というイメージがありますが、しかし、家に限っては全く逆、日本の工業製品の中でほぼ唯一といっていいほど、レベルの低い状態が続いています。