私の家は、
現存する、アメリカの南北戦争時代の新婚の家をデザインの参考にしました。
施主が薦める家創り
◆モデルでないモデルハウス
どこかの町にありそうで、決してない、なんだか実感のない不思議な建物、それが、
住宅展示場の「モデルでない幻想をあおる住めない住宅?」です。
子供連れで来ることを歓迎しています。
人生で一番高い買い物で35年もローンで縛られるのに。
夢をふくらませないように、できるだけ、人の少ないときに、行きましょう。
私は、地元は全て、他県や、東京、アメリカまでも、百軒見に行きました。
建築士の招待で、業者の勉強会にも参加しました。
モデルハウスは、基本的に自社の欠点を覆い隠し、家具、照明、調度品などで客の視線を
分散させる為にあります。
ついでに、住宅セミナーで、講師が、早口にまくし立てるのは、都合の悪いことを覆い隠す
ため、本来の話とは関係のない話題は、思考を混乱させる為です。
本来、家は買うものではなく、作るもの「これ下さい」の感覚で選択しないこと。
大半の見学者は、家族連れで行きますが、子供連れで物見遊山の買物気分で行かないこ
と。
逆に一人で行くと変に思われますが、無視、一人で冷静に見るのが正しい。
寸法を調べる為にスケールとカメラを持参。
モデルハウスは標準仕様ではなく、展示仕様の豪華版、インテリアに目を奪われない事。
物見遊山に見学に来る客は、格好のターゲットにされます。
例:東京の床暖房の体験会で電球の数だけで230個もあり、照明の温さで十分暖かく、
床暖体験は中止になったことがあります。
そこで会ったのは、投げやりで失礼なセールスマンでした。
こういうセールスマンは、契約以外には関心が無く、質問などに答える必要もないという
荒っぽい輩です、流しのメーカーS社で喧嘩を売る営業もいました。
住宅メーカーの I社にも、風痛しさえよければ、いいんだという荒い営業がいました。
こういうタイプは生年月日を見れば即わかります。
雇い主は、知っておいた方がいいです。
寸法は参考にすること、展示場では、まず最初に家の周囲を見て参考に、門、塀、玄関、 玄関扉、境界、庭、通路、勝手口など。
換気システムや、石膏ボ-ド厚など仕様を中心に聞くと、業者のレベルがわかります、 ただし、まともに答えられない場合もあります。
大きな玄関など雰囲気に圧倒されている間は冷静な判断は出来ません。
裏口から見ることです。
テ-マ毎に何回も見学し雰囲気に慣れた冷静な目で見直す。
やたらと視覚を刺激するオ-バ-デコレ-ションには、問題があります。
何もない時はどうなのか、生活の風景を集中して想像する事。
多くの空間を経験し、見慣れていても、集中しないとイメ-ジの影響を受けます。
見せるためのゆとりの空間のある間取りは、実用上では全体の半分が無駄になります。
業者の作った間取りは、ほとんど参考になりません。
展示場ですぐにこちらの情報を聞いてくる営業は、衝動買いの客との契約だけが目当です。
営業が一番関心のあるのは契約まで、契約だけをあおる営業には注意。
価格よりも技術の話を中心にすること、営業の信頼性は、施工の信頼性とは無関係です。
業者のもっている技術資料を収集しましょう。
技術の進歩は日進月歩、情報源は幅広く。
住宅展示場のキャッチコピーです。
A社、中庭側に大きな窓(大開口)があるから,、どの部屋も明るい。
B社、開放感が魅力のダイニング
C社、大開口コーナーサッシでゆったりリビング
D社、明るくのびやかな吹き抜けのあるリビング
※共通するのは、リビングと開口部、実際は、そんなにゆとりはもてません。
一般庶民には縁のない空間を宣伝し、夢をあおっています。
こういう業者は、売れればよいという方針です。
間違いなく、他の部屋が犠牲になるだけ、しかも、開口部や吹き抜けは著しく
冷暖房効果を悪くし、他の部屋のゆとりを犠牲にします。
リビングと言ってもキッチン、ダイニングを中心とした、附属のリビングです。
冷蔵庫の音、料理の匂い、IHの換気音など、流し台の見える空間は落ち着きません。
外国では、日本のキッチンのテーブルは、料理の一時的な置き場所です。
昔は、現実感のある、良心的な見本住宅を作っていた業者もありましたが夢を追いたい
購買者の心を捉えられなくて、廃止しています。
夢をを買うのでなく、生活の場を買うという、現実感が大事です。