◆業者との付き合い
工業住宅の営業の場合、頼んでいたことを1ヶ月も放置していました。
大手の代理店の場合、営業の連絡先がわからず、マージャン屋まで突き止めたことがあり
ます。
指輪をしている男の営業は、その場でキャンセルです。
こういう不信感を抱く状態で避けるべき業者が判明していきます。
業者は何も考えないワンパタ-ンの仕事を好みます。
その都度工夫をするという発想はありません。
業者の「出来ない」「知らない」「やらない」の言葉に惑わされず、最後まで
あきらめず何度でも遠慮せず注文を繰り返す、嫌われるとか、言い難いとかという
発想をもたない。
付き合い上、不信感で見るのはよくないですが、建主の良心、性善説が仇になります。
この点は、良く肝に銘じてください。
私の場合、「出来ないといわれたら」自分で図面を書き提示、すでに工場に発注したか
ら出来ません、という場合は、工場に直接確認、実際は問題なし。
実際例を探し出し、情報提供する。「やりません」と言ったら別の業者に相談する。
そうこうするうちに打開策が見つかります。
言い方には、注意しましょう。頼む側でも、機嫌もとらなくてはいけません。
業界では教師、弁護士、医者等の仕事は請けないようにと言われれています。
うるさいからです。
私の場合は、当時、経営コンサルタントでしたから、それら以上にうるさいでしたが、
建築士は、私の要求に耐え、鍛えられたおかげで、どんな客にも対応できるようになった
と言っていました。
業者の選択には時間がかかります、私の場合は、選択肢が無くなり、どうしようかと、
思案していた時、雑誌で見た業者に電話したら、今、見学会をしてるからというので、
会って、質問をぶつけたら、初めて、質問に答えられたので、話を進めました。
ベストではなかったですが、他になかったということです。
信頼できる人も信頼できる時と、そうでない場合とがあります。
業者は、基本的に「渡り職人」、要は、その場限り、隠してしまえば終わりの世界です。
最初に期待していた信頼できる職人が病気になり、次の職人で、会ったときに身なりが
良く、2級建築士の名刺を出したので、安心したら、荒っぽい職人でした。
他のメーカーで、仕事中、酒を飲みながらしていたので、そのメ-カーを避けたのですが
信頼した他の業者も同じことをしました。(内装)
建築業者には、失敗をくり返さないという積重ねの発想がありません。
失敗を何とも思わない体質があります。
業者に聞くと、工事が済んだところには興味がないといいました。
基本的に済んでしまえば終わりと思っています。
建築後どんな不具合があるか、何が問題か?
住みやすさはどうかなど業者は、まったく関心をもたないから成長しません。
材料の運搬業者も、見ている前で粗雑に扱う者もいます。
雨の降る日もそのままです。営業中心、施工は、まる投げというメーカーに注意。
メンテナンスをどこまで期待できるかは不明です。
この点、大手の業者は、修理はしますが、何回も来ます、つまりは良くないということで
す。
口と実際は違います、口でごまかす、愛想のいい感じの良い業者に注意。
営業は技術的には、素人です。
業者が一番関心のないのは工事の済んだ客。
寄り集まりの業者が専門別に責任をもたずバラバラに施工し、監督が常駐しないので、 全体を総合的に見る者がいないくて、現場の職人任せになる。
忙しくても施主は、現場を何度も確認することで、業者の意識が変わります。